FOMCについて~今後の金融政策と景気の行方は?

2019/09/19
  1. FF金利は1.75-2%に引き下げでした。2会合連続利下げです。景気減速と低インフレに対応しました。
  2. 緩やかな景気減速の一方、インフレ率は目標に近付くとの見方から、今後は様子見が想定されています。
  3. 「逆イールド」が景気後退を想像させますが、実質政策金利が低く、景気失速リスクは小さいと考えます。

利下げはこれで打ち止め?

9月17-18日、FOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれました。FF金利誘導水準は2-2.25%から1.75-2%へ、0.25ポイント引き下げられ、前回7月の会合に続く利下げとなりました。景気認識はほぼ前回と同様で、設備投資、輸出など企業活動がやや弱いのに対し、個人消費は良好な雇用環境を背景に底堅いと見られています。しかし、インフレ率は依然低位です。

今回の利下げは、7月と同様、景気失速リスクと目標(+2%)を下回るインフレ率に対し、予防的に景気を下支えして政策目標(インフレ安定と雇用最大化)を達成することを目的に実施されたと見られます。実際、委員会メンバーによるFF金利誘導水準の想定を見ると、これ以上の利下げは見込まれていません。ただし、委員の間では意見が分かれており、採決では0.5ポイント利下げを主張する者と据え置きを主張する者、計3名が反対に回りました。

金融環境は十分緩和的

今回の利下げで、FF金利-コアCPIで見た実質FF金利がマイナスに転じました。過去は、実質金利が長期的な経済成長率以上に上昇した後に景気が失速しましたが、今回は長期的な経済成長率が+2%程度なのに対し、実質金利の低さが目立ちます。これは、現在の金融環境が十分緩和的であり、景気失速リスクが小さいことを示しています。アムンディでも、今後は様子見となり、経済成長率は潜在成長率(+2%程度とされる)並みに落ち着くと予想しています。

 

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