アムンディ・ヨーロッパ通信~欧州における政治リスク増大の背景

2019/08/23

主要国で軒並み政局不安

イタリアでは8月20日、コンテ首相が辞意を表明し、政局が混乱しています。第一党の五つ星運動が連立相手の同盟と政治的な立場の違いを埋められず、政権が崩壊しました。スペインは、第一党の社会労働党が4月の総選挙で下院の過半数を得られず、連立交渉も不調で再選挙があり得ます。ドイツでも第一党のキリスト教民主同盟・社会同盟が大幅な過半数割れで、第二党の社会民主党と連立していますが、同党の党首辞任で政権運営が揺らいでいます

政治勢力が左右両極端に

ユーロ圏主要4ヵ国の第一党の議席占有率(下院)平均値は、2019年時点で初めて40%を割り込みました。近年は政治勢力が左右両極に拡散する傾向があり、連立を模索しても政治的な主張がかみ合わないケースが増えています。また、ドイツ、イタリア、スペインの選挙制度は比例代表制が中心であり(フランスは小選挙区制)、第一党が過半数を得にくい構造です。そこに昨今の政治情勢が影響し、政局を不安定にしていると考えられます。政局不安の打開には人心の安定が肝要で、そのためには景気を良くすることが必要と考えます。

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