アムンディ・ヨーロッパ通信~ユーロ圏の金融緩和期待はどこまで?
2019/08/16
<投資信託>
0.25%利下げを織り込み
世界的に金融緩和の波が広がっています。先進国では米国、主な新興国でも、インド、ブラジルをはじめ、多くの国で利下げが実施されました。こうしたなか、ECB※が利下げに踏み切る可能性が高まっています。市場で形成されている2019年末の政策金利予測は、8月15日現在-0.27%と、現行の0%から0.25%の利下げが織り込まれた状態です。また、2020年も利下げが予測されているほか、年内にも量的金融緩和再開との見方もあります。次回のECB理事会は9月12日です。
ユーロ安傾向が緩んだ理由
こうした中、ユーロ・ドル相場は年初の1ユーロ1.14ドルから現在は1.11ドルへユーロ安・ドル高となりました(ユーロ・円相場は126円から118円)。景気減速で金利先行き低下期待が徐々に強まったためです。ただし、夏場以前は金融当局が利下げまでの展望は示しておらず、「催促相場」の様相を呈していました。英国のEU※離脱などの政治要因も影響したと見られます。6月頃にユーロ安傾向が緩みましたが、米国の利下げが濃厚になったためです。今後は米国の金融緩和との相対的な強弱度に相場が影響されると思われます。
アムンディ・マーケットレポートはこちら
アムンディ・ジャパン株式会社
グローバル経済、金融政策、マーケットなどの動向、展望を、投資家の皆様に向けてタイムリーに分かりやすく解説します。本体であるアムンディ・パリからの経済、市場等の見通しも随時ご紹介します。
当資料は、アムンディ・ジャパン株式会社(以下、弊社)が投資家の皆さまに情報提供を行う目的で作成したものであり、投資勧誘を目的に作成されたものではありません。当資料は法令に基づく開示資料ではありません。当資料の作成にあたり、弊社は情報の正確性等について細心の注意を払っておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。当資料に記載した弊社の見通し、予測、予想意見等(以下、見通し等)は、当資料作成日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがあります。また当資料に記載した弊社の見通し等は将来の景気や株価等の動きを保証するものではありません。
アムンディ・ジャパン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第350号
加入協会:一般社団法人 投資信託協会/一般社団法人 日本投資顧問業協会/日本証券業協会/一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
アムンディ・ジャパン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第350号
加入協会:一般社団法人 投資信託協会/一般社団法人 日本投資顧問業協会/日本証券業協会/一般社団法人 第二種金融商品取引業協会