アムンディ・ヨーロッパ通信~2018年CO2排出量、欧州の減少目立つ
2019/05/10
<投資信託>
欧州以外は増加目立つ
5月8日、EU統計局が発表したエネルギー消費に伴うCO2排出量推計によると、2018年はEU全体で前年比-2.5%でした。CO2排出量は景気の良し悪しに影響される傾向がありますが、景気拡大が続く中でのこの減少率は大きいといえ、欧州の地球温暖化への取り組みの積極さがうかがわれました。なお、他国の状況は、IEA(国際エネルギー機関)の推計によると、米国が+3.1%、中国が+2.5%、インドが+4.8%など増加が目立ちます。ちなみに日本は、東日本大震災後に増加した後は、一貫して減少しています。
期待される技術向上によるコスト吸収
CO2排出量の増減率を国別に見ると、ポルトガルが-9.0%で減少率トップです。また、EU全体の排出量減少への寄与度は、ドイツが46%でトップです。フランス、イタリアも寄与度が大きく、経済規模に応じて寄与度も大きくなります。近年ドイツでは、エネルギーバランスの石炭・石油から再生可能エネルギーへのシフトが推進されています。電力コスト増大といった問題がありますが、長期的には環境技術の向上で吸収されることが期待されます。
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