アムンディ・ヨーロッパ通信~漂流するBrexit<続>

2019/04/05

この1週間の情勢変化

英議会はこの1週間、様々な離脱代替案を否決し続けた後、3日、ついにひとつの法案を可決しました※。英政府にEU(欧州連合)へ離脱再延期を申請することを義務付け、合意なき離脱を防止する法案です。ところが、合意なき離脱も、離脱の再延期も、EU側の姿勢次第です。もし、EU側が再延期を拒否すれば、合意なき離脱の可能性もあります。しかし、再延期の申請を義務付けられている以上、合意なき離脱以外に道がなくなった場合、離脱を撤回する可能性もあながち無視できません。

結局は合意ある離脱にたどり着く?

離脱の再延期に対し、EU委員会の声明の限りでは、基本的にEU側は認めないという態度です。したがって、合意なき離脱の可能性も高いといってもいいでしょう。しかし、EU側が杓子定規に対応するとも思えず、ケースは短期長期各種考えられるものの、一定期間の再延長を承認する可能性は十分あると思われます。その場合は下図のa~eが考えられます。アムンディでは、①で示された期限である5月22日までの延長は認め、aのケースになる可能性が、現時点では最も高いと見込んでいます。

201904051

アムンディ・マーケットレポートはこちら

http://www.amundi.co.jp/report/list.html

 

アムンディ・ジャパン株式会社
アムンディ マーケット・レポート   アムンディ・ジャパン株式会社
グローバル経済、金融政策、マーケットなどの動向、展望を、投資家の皆様に向けてタイムリーに分かりやすく解説します。本体であるアムンディ・パリからの経済、市場等の見通しも随時ご紹介します。
当資料は、アムンディ・ジャパン株式会社(以下、弊社)が投資家の皆さまに情報提供を行う目的で作成したものであり、投資勧誘を目的に作成されたものではありません。当資料は法令に基づく開示資料ではありません。当資料の作成にあたり、弊社は情報の正確性等について細心の注意を払っておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。当資料に記載した弊社の見通し、予測、予想意見等(以下、見通し等)は、当資料作成日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがあります。また当資料に記載した弊社の見通し等は将来の景気や株価等の動きを保証するものではありません。

アムンディ・ジャパン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第350号
加入協会:一般社団法人 投資信託協会/一般社団法人 日本投資顧問業協会/日本証券業協会/一般社団法人 第二種金融商品取引業協会

このページのトップへ