SKIYAKI <3995> 今後 CtoC、ファン熱量可視化、自社業務効率化も加わり成長継続が期待される

2018/07/24

ファンクラブサービスの先駆者が率いるIT プラットフォーム企業
今後 CtoC、ファン熱量可視化、自社業務効率化も加わり成長継続が期待される

業種:情報・通信業
アナリスト: 難波剛

1.会社概要
・SKIYAKI(以下、同社)は、アーティスト、芸能プロダクション等が自前で制作していた「ファンクラブサイト」、「グッズ販売サイト」、「チケット販売サイト」を代行制作し、それらサイトを単一システムで管理・更新出来るシステムを提供している。アーティストのファンが優先的にライブのチケットやグッズを購入できるファンクラブサービスの需要は年々高まっている。

2.財務面の分析
・18/1 期までの5 期間で売上高は年平均65.7%で拡大し、19/1 期も会社計画では23.6%増収と高成長が続く見通しである。経常利益は17/1 期に黒字化したばかりだが、19/1 期会社計画では経常利益率10.0%が見込まれており、社内システムINTRAによる生産性の向上もあり利益率は改善傾向にある。

3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、既存会員数、芸能プロダクション等とのコネクション、少人数でサイト制作できる体制、特許申請中の「著作権流通システム」などの各種システム、ビジネスモデルにある。

4.経営戦略の分析
・同社は、今後の成長戦略として、「大型アーティストの獲得」、「CtoC 型(個人のアーティスト→ファン)サービスへの進出」、「社内システムによる生産性改善」、「ファンの熱量の可視化(bitfan)」を掲げている。

5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、有料会員の安定的な増加等によるファンクラブ・ファンサイトサービス、インターネット通信販売サービスの増収により、18/1 期から21/1 期の売上高成長率を年率25.8%、営業利益成長率を同32.7%と予想する。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。