ノムラシステムコーポレーション<3940> 元請け比率の拡大によって経常利益率は中期目標である15%を突破

2018/04/20

独SAP社製ERPソフトウェアの導入支援を主力とする独立系コンサルティング会社
元請け比率の拡大によって経常利益率は中期目標である15%を突破

業種: 情報・通信業
アナリスト: 大間知 淳

◆ 独SAP社製ERPソフトウェアの導入支援を行うコンサル会社
・ノムラシステムコーポレーション(以下、同社)は、独SAP社製ERPソフトウェアの導入支援及び保守サービス等を提供する独立系のITコンサルティング会社である。元請け(以下、プライム)としてエンドユーザーに直接販売する取引と、大手コンサルティング会社やシステムインテグレーターを経由した間接取引を通じて、サービスを提供している。

1712月期決算は4%増収、30%経常増益
・17/12期決算は、3.8%増収29.9%経常増益であった。前期に19.1%であったプライム比率が、会社前提(27.0%)を上回る29.0%に上昇したため、経常利益率は同社の中期目標(15%)を上回る16.0%に達した。

◆ 18年12月期の会社計画は2%増収、3%経常増益
・経常利益率15%以上を持続するための体制構築と、コンサルタントの能力向上への注力等を理由として、18/12期については2.2%増収、3.2%経常増益を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、コンサルタントの純増ペースの前提を引き下げたことなどから、18/12期の業績予想を微調整し、売上高を2,605百万円→2,615百万円(前期比3.2%増)、営業利益を452百万円→432百万円(同6.1%増)、経常利益を452百万円→432は百万円(同6.7%増)に修正した。

◆ プライム比率の拡大による経常利益率の改善が続くと見られる
・当センターでは、中期的にもコンサルタントの純増ペースの前提を引き下げたため、19/12期の利益予想も若干下方修正したものの、20/12期に掛けて、プライム比率の拡大による経常利益率の改善傾向は続くと予想している。。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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