ハイアス・アンド・カンパニー <6192> 18 年 4 月期も注力するパッケージの牽引により高成長持続を見込む

2017/09/26

住関連産業に特化したソリューションを BtoBtoC 型のビジネスモデルで提供
18 年 4 月期も注力するパッケージの牽引により高成長持続を見込む

業種:サービス業
アナリスト:藤野敬太

◆ 会社概要
・ハイアス・アンド・カンパニー(以下、同社)は、住関連産業に特化したソリ ューションをパッケージ商材として提供する。最終消費者に直接の接点 を持つ中小事業者(工務店や不動産業者等)に提供するという BtoBtoC 型のビジネスモデルが特徴である。

 ◆ 17 年 4 月期決算
・17/4 期決算は、売上高 3,971 百万円(前期比 24.4%増)、営業利益 301 百万円(同 23.6%増)で、売上高、利益とも過去最高を更新した。期初会 社計画に対する達成率は、売上高が102.2%、営業利益が104.1%となっ た。同社が注力する主力のパッケージの増収が牽引した。その結果、売 上総利益率が計画以上に上昇し、想定以上の費用増を吸収した。

◆ 18 年 4 月期業績予想
・18/4 期業績について、同社は売上高 4,984 百万円(前期比 25.5%増)、 営業利益 372 百万円(同 23.8%増)を予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、18/4 期の業績予想を、 売上高5,004百万円(前回4,651百万円)、営業利益407百万円(同405 百万円)へと修正した。引き続き、注力するパッケージの伸びが牽引し、 費用の増加を吸収するものと予想した。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、19/4 期以降も年 20%台の増収が続き、20/4 期に売上 高営業利益率が 9.6%まで上昇すると予想している。注目点は、主力パッ ケージ「R+house」と、17/4 期に投入して直近に会員数を伸ばしているパ ッケージの成長持続性である。
・17/4 期決算発表時に示された中期経営計画は、具体的な数値目標こそ 示されなかったものの、未来の業界構造をどのように認識しているかをよ く示している。同社がどのような体制で業界の変革に臨むのかに注目し ておきたい。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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