ハイマックス<4299> 非金融向け、及びクレジット業界向けが売上高を牽引へ

2015/06/24

独立系の中堅システムインテグレータ、保険業界に強みを持つ
非金融向け、及びクレジット業界向けが売上高を牽引へ

業種:情報通信業
アナリスト:松尾 十作

◆ 中堅の独立系システムインテグレータ
・ハイマックス(以下、同社)は、独立系の中堅システムインテグレータで、金融、なかでも保険業界向けシステムに強みを持っている。
・同社のサービスは、コンピュータシステムの企画、設計、開発であるシステム・ソリューションサービス分野とシステムの稼働後に提供するシステム・メンテナンスサービス分野で構成されている。

◆ 15 年 3 月期営業利益はハイマックス予想を上回る
・15/3 期決算は、前期比 9.1%増収、10.0%営業増益であった。売上高では非金融向け、及びクレジット業界向けが増収に貢献した。
・同社予想に対する達成率は、売上高で 101.8%、営業利益で 109.5%であった。営業利益の達成率が高かったのは、生産性の向上が同社の想定を上回ったためである

◆ 16 年 3 月期業績予想
・16/3 期業績について同社は、売上高10,700 百万円(前期比5.1%増)、営業利益 800 百万円(同 2.9%増)を見込んでいる。当期純利益については、15/3 期に計上された退職金一時金制度の変更に伴う特別利益がなくなるため、515 百万円(同 21.9%減)となる見込みである。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、前回予想及び同社予想とほぼ同水準を予想する。前回予想との相違点は、生産性の向上等から売上総利益率をやや引き上げたこと、販売費及び一般管理費を教育費や人員採用費増等を勘案し増額した点である。

◆ 投資に際しての留意点
・同社の配当政策は、安定的かつ適正な利益還元の継続を基本としている。同社は 16/3 期の 1 株当たり配当金を年間 32 円と予定している。当センターは 16/3 期以降年間 32 円配が続くと予想する。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。