ビタブリッドジャパン(542A)ノウハウを体系化したデータ駆動型のマネジメントモデルにより成長を目指す

2026/04/03

機能性表示食品のサプリメントやスキンケア商品を主にD2Cモデルで販売
ノウハウを体系化したデータ駆動型のマネジメントモデルにより成長を目指す

業種:化学
アナリスト:髙木伸行

◆ サプリメントやスキンケア商品を主に通販形態で販売
ビタブリッドジャパン(以下、同社)は、食事の糖や脂肪の吸収を抑えるサプリメントである「ターミナリアファースト」を始めとする機能性表示食品注1などの「インナーケア商品」及び特許技術を用いた「ビタブリッドC」シリーズを中心としたスキンケアや頭皮ケアなどの「アウターケア商品」を企画・開発・販売している。同社株式の64.3%を保有するベクトル(6058東証プライム)の連結子会社である。

(1)インナーケア商品
主に機能性表示食品のサプリメントの開発・販売を行っている(図表1)。

ターミナリアファーストは、25/2期の売上高の75.3%を占める同社の主力商品である。肥満気味な人の腹部の内臓脂肪と皮下脂肪を減らし、体重の減少とともに高めのBMI注2の低下を助ける機能がある。

この他、「Vitabrid Daily GABA」、「ジャパンプレミアムDHA&EPA+GABA」及び「アクティブリッチ5」もリピート顧客基盤を持つ商品であり、広告投資により新規顧客獲得と既存顧客の継続購入を促進することで、今後の主力商品へと育成する方針である。

(2)アウターケア商品
アウターケア商品のカテゴリーでは、「ビタブリッドC」成分を含有する美容パウダー「ビタブリッドCフェイス」及び育毛剤「ビタブリッドCヘアー」を主な商品として展開している(図表2)。

ビタブリッドCは、韓国のHYUNDAI BIOSCIENCEが開発した特許技術に基づく、皮膚のケアに多機能な効果をもたらす成分である。酸化に弱く壊れやすい性質を持つ純粋ビタミンCを亜鉛で作られた層状物質のLDH(無機二重層水酸化物)層で保護し、肌や頭皮に徐々に安定的に浸透させることを可能にする成分である。

◆ ビジネスモデル
定期購入型のリピート通販モデル(D2C注3)を基本とし、自社EC・電話・ハガキ等を受注経路としている。また、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったECモール経由や卸販売により26年1月末時点で約16,000店舗のドラッグストアで販売している。26/2期第3四半期累計期間の販売チャネル別売上構成比は、自社ECが86.5%、ECモールが5.9%、卸・その他は7.6%であった(図表3)。

ECモールや店舗販売は、単品購入が中心で収益の安定性が乏しいことから、同社は自社ECチャネルの強化を軸に顧客基盤の拡大を進めている。

自社ECチャネルが採用する定期購入型のリピート通販モデルは、定期購入によりストック型収益が積み上がり、初期投資回収後は利益が増加してゆくという収益モデルである。(図表4)。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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