ネオマーケティング(4196)24年9月期は人材投資を積極化することにより営業減益を見込む

◆ 事業内容
・ネオマーケティング（以下、同社）グループは、消費財メーカーなどを主要なクライアントとするマーケティング支援事業を行っている。
・提供するサービスは、カスタマードリブン（定量調査に基づくサービス）、インサイトドリブン（顧客に関する定性調査に基づくサービス）、デジタルマーケティング、PR、カスタマーサクセス、その他に分類されており、カスタマードリブンとインサイトドリブンの売上高合計が全体の約6割を占めている。

◆ 23年9月期決算の概要
・23/9期の売上高は前期比1.1%増の2,275百万円、営業利益は同11.1%増の311百万円であった。カスタマードリブンが減収になった一方、案件数の増加によりデジタルマーケティングの売上高が伸びたことで小幅な増収となった。業務効率化を進めた効果などで販管費率が改善し、営業利益は期初計画を若干上回った。

◆ 24年9月期の業績予想
・24/9期の会社計画は、売上高が前期比9.9%増の2,500百万円、営業利益が同35.8%減の200百万円である。クライアント企業数の増加と1社当たり単価の上昇による増収を見込む一方、中期的な成長を見据えて人材に対する投資を積極化するため、減益となる計画である。
・証券リサーチセンター（以下、当センター）では、23/9期におけるマーケティングコンサルタント増員数の下振れ及び投資を積極化する会社方針を踏まえ、24/9期予想を減額修正した。

◆ 今後の事業戦略
・同社は、マーケティングコンサルタントを増員して地方企業の開拓を積極化し、業績拡大につなげていく考えを示している。
・当センターでは、マーケティングコンサルタントの増員により見込み客へのアプローチを積極化すること、地方企業の開拓を強化することが同社の業績拡大につながると考えており、25/9期以降の増収増益を予想している。

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