リベルタ<4935> 新商品の継続的なリリースや自社ECの強化などにより業績拡大を図る

2022/10/26

美容商品、トイレタリー商品、機能衣料などを多様な販路で販売
新商品の継続的なリリースや自社ECの強化などにより業績拡大を図る

業種:化学
アナリスト: 佐々木加奈

1.会社概要
・リベルタ(以下、同社)グループは、「喜びを企画して世の中を面白くする」を経営理念とし、人々の様々なニーズに沿った自社ブランド及び他社ブランド商品を国内外に提供している。代表的な自社ブランド商品には、05年に発売を開始した足裏・かかとの削らない角質ケア商品「ベビーフット」がある。

2.財務面の分析
・21/12期は一部の商品ジャンルにおいて新型コロナウイルス感染症拡大による一時的な需要拡大の反動あったことで1.6%減収となり、販促費などの増加を吸収できずに14.9%営業減益となった。22/12期については、新たな連結子会社の寄与により売上高、営業利益とも21/12期を上回る計画となっている。
・日用品や雑貨及び美容・化粧雑貨などの分野で卸売やPB商品開発を行う企業との財務指標比較では、自己資本利益率が上位にある。

3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、継続的に新商品をリリースしてロングセラー商品に育成していく独自のノウハウを活用した事業展開をしていることなどにある。

4.経営戦略の分析
・同社は、新商品開発と新規ジャンル参入、国内自社ECの強化、国内のヒット商品の海外拡販などに注力し、持続的な事業規模拡大を目指す考えである。

5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、年間30アイテム以上という新商品リリースの目標の達成は可能であり、そのなかからヒット商品が生まれて同社の業績拡大に寄与すると考えている。
・22/12期業績については会社計画とほぼ同水準を予想し、23/12期以降も増収増益が続くと予想する。

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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