No.1<3562> 業績は順調に拡大しており、21 年 2 月期も増収増益が続く見通し

2020/06/05

OA 関連商品及び情報セキュリティ機器の販売と保守サービスを提供
業績は順調に拡大しており、21 年 2 月期も増収増益が続く見通し

業種:卸売業
アナリスト:佐々木加奈

◆ 事業内容
・No.1(以下、同社)は、中小企業や個人事業主に対して、OA 関連商品 や情報セキュリティ商品の販売及び販売した機器の保守、メンテナンス 等の IT サポートサービスを行っている。尚、19/2 期までは、オフィスコ ンサルタント事業とシステムサポート事業にセグメントを分けて いたが、20/2期からは両事業を統合し、単一セグメントとしている。

◆ 20 年 2 月期決算の概要
・20/2 期の売上高は前期比 8.0%増の 8,818 百万円、営業利益は同 9.2% 増の 361 百万円であった。情報セキュリティ商品の販売が順調に伸び、 増収を維持した。増収及び自社企画商品の販売好調による売上総利 益率の改善により、人件費を中心とした費用の増加を吸収して期初に 公表した会社計画をクリアした。

◆ 21 年 2 月期の業績予想
・21/2 期の会社計画は、売上高が前期比 4.2%増の 9,186 百万円、営業 利益が同 4.4%増の 377 百万円である。積極的なシステム投資による 経費増を見込むものの、売上増で吸収して過去最高の営業利益を見 込んでいる。尚、同社は 5 月時点では、コロナウィルス感染拡大に よる売上への大きな影響はないとしている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、20/2 期実績及び同社の 取り組みを踏まえて前回予想を微修正し、会社計画を若干上回る業績を 予想した。

◆ 事業戦略と中期業績見通し
・同社は、引き続き営業とサポートの組織統合、システム投資による生産 性の向上などに注力し、中長期的な事業規模拡大を目指す考えであ る。
・当センターでは、同社が取り組むシステム投資による生産性の向上など がこの先の業績拡大につながると考えており、22/2 期以降も増収増益が 続くと予想した。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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