SYSホールディングス<3988> M&Aが継続的な成長要因となる可能性に期待したい

2019/11/29

組込みシステムや大型業務システムに強みを持つ情報サービス会社
M&Aが継続的な成長要因となる可能性に期待したい

業種: 情報・通信業
アナリスト: 大間知 淳

◆ M&Aによるグループ展開で多岐にわたる情報サービスを提供
・SYSホールディングス(以下、同社)は純粋持株会社であり、傘下に9子会社を持つ、独立系の情報サービス会社である。
・海外展開に積極的な製造業企業に対し、基幹業務システムや組込みシステムを開発する「グローバル製造業ソリューション」や、電力や金融等の社会インフラやデータセンター等の情報インフラを対象とする「社会情報インフラ・ソリューション」、モバイル端末を利用する法人向けのアプリケーションサービスである「モバイル・ソリューション」を手掛けている。

◆ 19年7月期決算は23%増収、9%営業増益
・19/7期決算は、23.2%増収、8.8%営業増益であった。18/7期以降に大量採用した技術者の稼働人数の増加や、前期に買収した子会社2社の貢献等により、大幅増収となった一方、人件費(7%の賃上げを含む)や採用教育費の増加が営業利益の伸びを抑制した。

◆ 20年7月期の会社計画は14%増収、22%営業増益
・20/7期について同社は、前期以降に子会社化・事業譲受した3社の寄与や人員増強効果等から、前期比14.0%増収を見込む一方、人件費等の増加率の鈍化を想定して、営業利益は同21.7%増と予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、19/7期実績や、同社の施策を踏まえて20/7期の業績予想を見直し、売上高は5,561百万円→5,859百万円(前期比14.2%増)に、営業利益は239百万円→273百万円(同26.1%増)に増額した。

◆ M&Aが継続的な成長要因となる可能性に期待したい
・同社は近年の大量採用により、売上高の急拡大に成功した。20/7期以降は利益率の回復局面に入ると当センターでは予想している。
・同社のM&Aは小規模案件が多いものの、毎期複数案件を着実に実施し、構造改革の成果による利益率の改善に成功している例が多いため、M&Aが継続的な成長要因となる可能性に当センターは期待している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。