東映アニメーション(4816)の決算は大幅な増収増益で売上高、利益とも過去最高額を記録

2017/06/08



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説明会開催日:2017年5月15日
代表取締役社長 高木 勝裕氏
取締役 吉谷 敏氏

 

◎決算のポイント
・売上は前期比21.2%増の407.4億円、営業利益は32.7%増の101.3億円
・大幅な増収増益で売上高、利益とも過去最高額を記録
・映画「ONE PIECE FILM GOLD」のタイアップ・キャンペーン効果
・国内外で映像配信権やアプリゲーム化権が拡大、海外での大口商品化権MG受注

 

◎セグメント別分析
・映像制作・販売事業は、「劇場アニメ」は、「ONE PIECE FILM GOLD」の ヒットにより大幅な増収、「海外映像」も中国向け大口映像配信権の販売と、全世界で「ドラゴンボール」シリーズのテレビ放映権、中南米向け『ドラゴンボールZ 復活の「F」』及びアジア向け「ONE PIECE FILM GOLD」の劇場上映権の販売が好調に推移したことから、大幅な増収
・版権事業は、「国内版権」は、「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」や「ONE PIECE FILM GOLD」の劇場公開に向けたタイアップ・販促向け許諾が好調に推移したことから大幅増収、「海外版権」も、全世界で「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」、中国で「聖闘士星矢」のアプリゲームに加え、欧米で「ドラゴンボール」シリーズの商品化権販売が好調に推移したことから、大幅増収
・商品販売事業は、「ONE PIECE FILM GOLD」の劇場公開に向けたキャンペーン向けのノベルティグッズ等の販売が好調だったことに加え、海外のイベント物販収入もあり、大幅な増収

 

◎主要作品の国内版権事業の状況
・「ワンピース」映画公開連動のタイアップ・販促向け許諾が成功
・「ドラゴンボール」のアプリゲーム化権販売が急拡大
・2大タイトルの比重拡大、アプリゲーム化権への依存が更に拡大

 

◎海外映像事業の状況
・中国向け大口映像配信権の販売は引続き好調
・『ドラゴンボールZ 復活の「F」』「ONE PIECE FILM GOLD」海外興行共に成功
・為替の影響は受けつつも、販売増でカバー

 

◎海外版権事業の状況
・「ドラゴンボール」「ワンピース」を中心にゲーム化権販売が更に拡大
・「ドラゴンボール」欧米向け大口複数年契約の商品化権MGを受注
・商品化権も拡大しているが、ゲーム化権への依存が更に拡大

 

◎2018年3月期 業績予想(連結)と根拠
・売上は前期比19%減の330億円、営業利益は33.9%減の67億円
・「ONE PIECE FILM GOLD」の反動減を織り込む
・アプリゲーム間の競争激化とメーカーの慎重な予測
・欧米向けの大口複数年契約の商品化権MGの反動減を織り込む

 

◎配当について
・2017年3月期は、1株あたり普通配当30円+特別配当100円を予定
・2018年3月期は、1株あたり連結業績に応じ配当性向25%程度を計画

 

 


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