アルトナー(2163)の第60期決算は、コロナ禍の影響により依然として厳しい状況も、2桁成長/8期連続の増収・増益

2022/04/04



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説明会開催日:2022年3月25日
代表取締役社長 関口 相三氏

◎決算概要
・売上高は前期比12.9%増の81.0億円、営業利益は13.9%増の10.1億円
・経常利益13.4%増、当期純利益15.9%増。営業利益率12.5%
▽市場環境
・コロナ禍の影響により、依然として厳しい状況だが、持ち直しの動きが期待される。
・カーボンニュートラルに関連する電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)、また、自動運転、半導体関連の技術者ニーズが前期以上に活発
▽技術者派遣事業の状況
・稼働人員が前期を上回る。
・技術者単価が前期より微減
・労働工数が前期を上回る
▽費用の状況
・未配属者の配属が進捗した結果、販売管理費が減少し、売上原価が増加
・採用活動・営業活動において、スタッフのテレワークを推進したことにより、旅費交通費、会議費等が減少
▽利益率向上の2つのポイント
【売上総利益率の向上】
1人当たりの技術者単価の上昇が必要
【営業利益率の向上】
技術者の増員に伴う間接部門の増員を管理効率の向上により抑え、販管費率の上昇を抑える

 

◎中期経営計画(’23年1月期~’25年1月期)
▽基本方針
・『 持続的成長および次世代成長のための基盤を構築する 』
・『 Make Value for 2022 to 2024 』
▽基本施策
1.セグメント戦略の推進
・セグメント別戦略の構築(採用‐教育-配属-制度)
・セグメント別マーケットへの対応の確立
・新たな専門技術領域の開拓・模索
2.多種多様な人財活用の推進
・シニア・女性・外国人労働者(留学生)の人財活用
・協力会社の活用・組織化(請負・受託体制の確立)
▽セグメント別マーケットへの対応
・顧客企業のニーズ、モノづくりの工程での多様化する業務領域に対応するため、3つにセグメント化した戦略を推進し、精度の高いマッチングを実現
▽経営数値目標〈2025年1月期(最終年度)業績目標〉
・売上高116憶円
・営業利益率14.0%
・技術者数1,600人
・ROE20%以上
・配当性向50%以上
▽中期経営計画におけるSDGs達成に向けた主な取り組み
<カーボンニュートラル>
・エコカーの技術開発を支える人財の提供
・気候変動キャンペーン「Fun to Share」への参加
<多種多様な人財活用の推進>
・多様性、LGBTに関する取り組み
・女性の活躍を促進する雇用環境の整備
・ダイバーシティ推進室の設置
・雇用における多様性・機会均等の確保
・障がい者の積極的な雇用
・ダイバーシティ推進室の設置
・多様性、LGBTに関する取り組み
▽プライム市場の上場維持基準への適合状況
・2022年4月にプライム市場に移行
・中期経営計画の最終年度として定める2025年1月期に向けて、流通株式時価総額の上場維持基準を充たすため、各種取組を進める

 

◎第61期(’23年1月期)業績予想、配当予想
・売上高は前期比8.6%増の87.9億円、営業利益は13.6%増の11.4億円を予想
▽第60期 (’22年1月期) / 第61期 (’23年1月期) 1株当たり配当金
・配当性向は30%をベースから50%に引き上げ
・’22年1月期…期末20.50円(前回予想14.00円より6.50円増配)。中間14.00円と合わせて、計34.50円
・’23年1月期…年間配当金38.00円(中間19.00円、期末19.00円)を予定。(前期比3.50円増配)
・8期連続の増配を計画、株主・投資家の皆様に安定的な配当を実施することが経営の最重要課題

 


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