アイフィスジャパン(7833)の通期決算は、コロナの影響もあり売上利益ともに計画値/前年比未達、配当金は、配当性向30％を基準とし、19円から13円50銭に修正

説明会開催日：2021年2月12日
取締役　大澤　弘毅氏

◎決算概要
・売上は53.5億円(前期比-3.7％)、経常利益は7億円(-19.0％)
・売上利益ともに計画値/前年比　未達
・業績予想下方修正に伴い、配当金は、配当性向30％を基準とし、19円から13円50銭に修正
・コロナ感染拡大防止対策のための在宅勤務制度の構築/在宅勤務手当制度導入を実施
・大規模な投資は抑制したことでキャッシュは増加
・DX投資を中心とした設備投資を来年度より積極的に推進予定

◎事業セグメント別業績概況
▽投資情報事業
・売上は前期-1.9％の13.7億円
・ネット証券会社に提供している個人投資家向けコンテンツの受注が好調
・連結子会社である株式会社キャピタル・アイが提供する資本市場関係者向けリアルタイムニュース『キャピタルアイ・ニュース』も堅調
▽ドキュメントソリューション事業
・売上は前期比-1.6％の18.1億円
・生命保険関連の印刷・物流サービスを中心に売上を伸ばすとともに、確定拠出年金関連のソリューションサービスの好調が業績に寄与
・連結子会社である株式会社アイコスの翻訳・通訳サービスや株式会社東京ロジプロの物流サービスについては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響
▽ファンドディスクロージャー事業
・売上は前期比-6.4％の14.7億円
・投資信託市場の純資産総額の増加率の鈍化、公募投資信託の本数及び新規設定本数の減少傾向が続いており、これらの影響により当社における投資信託関連の印刷受注量は減少
▽ITソリューション事業
・売上は前年同期比-6.9％の6.9億円
・緊急事態宣言に伴う経済活動の停滞の影響を受け、マイグレーションサービスでは案件受注の順延・失注などもあり、苦戦

◎2021年度業績予想
・売上56億円(前期比5％増)、営業利益7.5億円(8％増)、経常利益7.5億円(7％増)を予想
・1株配当金は15円を予想