JNSホールディングス(3627)の中間決算は、コロナ禍の影響等により減収、収益性向上により総利益アップも販売投資継続により営業利益減、為替差損の発生により経常利益が減少

2020/10/28



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説明会開催日:2020年10月16日
代表取締役社長 池田 昌史氏

◎連結決算概況
・売上は前年同期比18%減の40.0億円、営業利益は32%減の1.6億円
・コロナ禍の影響等により減収
・収益性向上により総利益アップ
・販売投資継続により営業利益減
・為替差損の発生により経常利益が減少
・新連結体制による繰延税金資産の計上により純利益は前年水準をキープ
・DXソリューション減収 、X-Techサービス増収
▽DXソリューション事業動向
・デバイスソリューション:コロナ禍による操業開始遅延とインバウンド需要の落ち込み
・サービスソリューション:収益性向上、技術・ノウハウ蓄積の方針に沿った案件絞り込み策の継続
・事業全体の売上高は前年同期比22%の減収となったが、今後の拡大に向けて販売・保守・サポート体制の強化を継続
▽X-Techサービス事業動向
・コンテンツ系(知育・教育、ヘルスケア)、ビジネス系(コミュニケーション、電子マネー)ともに増収継続
・平行して事業拡大に向けた基盤拡充を実施:ビジネス系サービスの開発、販売体制拡充
コンシューマ向け販売施策の強化
・全体としてはまだ赤字状態にあるが実質損失幅は縮小傾向

 

◎2020年度下期展開について
▽新グループ経営体制について
・JNSホールディングス傘下の事業会社ネオス、JENESISを軸に2つの事業を展開
・DXソリューション事業はハード&ソフトによるトータルソリューションであらゆるDX化を支援
・X-Techサービス事業は自社によるコンテンツ系・ビジネス系X-Techサービスの展開
▽業績予想の前提について(新型コロナウイルスの影響)
【現在の状況】
・国内の感染者数は横ばい、政府主導の経済支援策により景況感は改善しつつあるものの依然として景気の先行きは不透明
・世界規模における感染は引き続き拡大、インバウンド需要の回復も不透明
→事業環境としては、業績予想時の前提にまでにはまだ至っていないが、DXニーズの一層の顕在化可能性など当社グループにとってのプラス要因も存在
▽2020年度 連結業績予想
・業績予想は当初予想を据え置き
・売上高:90億円~105億円を予想
・営業利益:3億円~8億円を予想
▽DXソリューション事業展開 デバイスソリューション
・DXの進展とともに拡大する新規IoTデバイス製造への取り組み強化
・テレワークにより増加する法人向けICT製品需要に対応
・さらなる事業拡大に向けたインフラ整備
<日本>
販売面:デバイス+アプリ+サーバー開発をワンストップで受託する案件が拡大
サポート面:顧客に代わりエンドユーザー向けの1次受けサポートを展開すべく受注を拡大
<中国>
工場面:
・小ロット開発を伴う製造案件の拡大を見込み、設計部門・PM部門の人材を強化
・金型・樹脂成型工場を新設、さらなるアジャイル対応に向けた製造工程の内製化を推進、加えて、基板実装工程の内製化も検討
管理面:
・取得済みの品質マネジメントシステム規格「ISO9001」に続き、有害物質プロセスマネジメント規格「QC080000」も直近に取得予定、顧客の海外展開にも対応可能な体制を整備
・全ての業務工程から財務管理までを一括するためのERP(SAP)を導入、業務プロセスのICT化および内部統制の強化を推進
▽DXソリューション事業展開 サービスソリューション
・社会的なDX加速によるICTサービス開発の引き合い増加→収益性向上への取り組みを継続しつつ、事業拡大に向けた積極的な受注活動を展開
・ビッグデータ・AI・DXなど先端技術分野における新規取り組み強化→プロジェクトを通じた技術やノウハウの蓄積・拡充も推進
▽DXソリューション事業展開 デバイス&サービスソリューション
・グループ内アセットを活かした新たな研究開発も推進
→事業の将来性につながるテクノロジーを活かした新ソリューション開発
▽X-Techサービス事業展開 ビジネス系サービス
・BizCom:
独自開発AIで導入・運用工数を大幅カット
業務に役立つ即戦力機能を多数搭載
PR強化により企業のDXニーズへアプローチ
・FinTech:
スマホ決済と顧客マーケティング機能をパッケージ化して提供
アライアンスの拡大、進展
withコロナ時代のサービス拡充
・EdTech:
デジタル教材のコンテンツプロデュース
→教育出版社を中心とした学習コンテンツ開発
→既存の学習教材をデジタル化する「ドリルプラットフォーム」を提供開始
・HealthTech:
歩数計アプリを活用したウォーキングイベントによる健康事業支援
企業、自治体などにおける健康施策への取り組み加速→アプリユーザー数50万人導入団体250社超へ
・キッズ向けアプリ事業:
「クレヨンしんちゃんお手伝い大作戦」→毎月新コンテンツ投入&定期的なキャンペーン等の販促展開によりユーザー拡大
「とびだすぬりえ」→マクドナルドのハッピーセット®「きかんしゃトーマス」とコラボ
・キャラクターサービス事業:
「ムーミン公式ファンクラブ」→ライセンシー各社と連携しリアル&デジタルの多彩なサービスを提供
「NintendoSwitchソフト」→キャラクターをフックとしたロングライフプロダクトでニッチ市場を開拓

 


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