MCJ (6670 東証マザーズ)

2012/04/04

BTO 方式で自社ブランドのパソコンを製造・販売。家電量販店向けOEM、パーツ卸売り等を併営。顧客層の拡張やM&A で新たな成長ステージへ
業種:電気機器
アナリスト:高坂茂樹

◆ 「マウスコンピューター」ブランドのPC をBTO 方式で製造・販売
・顧客の注文に応じ自社ブランドPC を自社工場で組み立て販売するマウ スコンピューター、パソコン工房などのほか、オリジナルPC や自作用パ ーツを販売するユニットコム、PC 関連パーツなどの代理店テックウィンド、 コンピュータ関連書籍の秀和システム等を束ねる持ち株会社。
・オンラインゲームのユーザーやPC 自作を趣味とする個人客が主要顧客。 不要な機能・ソフトを排し、顧客ニーズに合致する部品を採用して適切な 価格に収める等、適時適切な商品企画でコアユーザーを確保している。

◆ 顧客層の拡張、M&A による新事業開拓を推進
・PC販売では、従来のコアユーザーを追うだけでなく、法人客向けの新商 品開発や、ライトユーザーへのブランド浸透狙う一般媒体向け広告、1コ イン(500円)の修理見積もりサービスなどの施策を展開。
・同社は2004年の株式上場から08年まで、イーヤマのディスプレイ事業、 パソコンショップのアロシステム(現ユニットコム)などをM&Aで獲得し事 業領域を拡張してきた。リーマン・ショック後の経営環境悪化を受けて暫 く事業を絞り込み体質改善を図ってきたが、トップラインの成長のために、 再び積極戦略に転じる必要を感じているようだ。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。