エイジア(2352 東証マザーズ)

2012/03/23

メール利用の販売支援システムを開発・販売
業種:通信業
アナリスト:松尾十作

◆ 業務用の高速大量メール配信システムを開発・販売
・売上は小規模ではあるが、メール配信ソフトウェア業界では国内最大手 クラス。
・創業約10 年で東証マザーズ市場に上場し、現社長が創業者から事業を 継承。低採算であるソウトウェアの受託開発から付加価値の高いアプリケ ーション・ソフトウェアに事業を転換中。

◆ 顧客にとってコストダウンメリットが大きい成長事業
・メール配信ソフトシステムは、販売促進のためのツールとしてASP・SaaS 等の形態で提供されている。ASP・SaaS はクラウドコンピューティングの 一種であり、顧客は利用に応じた対価を払うことで、システム構築の初期 投資やランニングコストを抑えられる。
・国内のASP・SaaS 普及率はまだ低く、今後は企業のコスト削減ニーズを 背景に浸透が進むと思われる。

◆ 海外展開と新規事業で持続的な成長を目指す
・国内に加え、中国及びベトナムなど海外進出にも意欲的。
・事業領域の拡大や新規事業にも積極的。Eコマース関連サービスへの 進出を計画し、成長の持続と収益構造の多角化を狙う。
・今後、アプリケーションソフトのラインナップを強化し、顧客の要望に応じ た高いカスタマイズ能力を武器に、競合先との差別化を図り、アカウント 数の積増しとパッケージ販売の価格競争からの脱却を図る。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。