メディア工房(3815 東証マザーズ)

2012/02/28

占いコンテンツをPCや携帯向けに制作・配信する業界2位の企業
業種:通信業
アナリスト:松尾十作

◆ 同社の主力事業は占いコンテンツの制作・配信
・同社の主力事業はコンテンツ事業であり、占い、ペット、美容などの情報 コンテンツを制作し、PC及び携帯電話を通じて配信している。特に創業 以来、占いコンテンツに強みを持ち、業界第2位のシェアを持つ。

◆ スマートフォンブームで今期予想を小幅に減額修正
・携帯占いコンテンツの顧客層は、スマートフォンへの乗り換え比率の高 い世代であり、買い替え時に既存顧客を失う可能性を考慮し、今期業績 について、担当アナリストは会社予想より保守的に予想。
・中国での配信事業や新たな美容事業についても、費用は織り込むもの の売上貢献はまだ慎重に見たい。

◆ 今期は第2の創業期
・同社は長沢社長が大株主(62.6%)であり、会社の営業を始めとした経 営全般を引っ張る典型的な「オーナー企業」。長沢社長は、今後は占い コンテンツに加え、健康・美容に関連した「癒し」をテーマにしたサービス を同社の主力顧客層(25~40歳代女性)に提供する「ライフサポーティ ング会社」となる経営方針を打出している。
・スマートフォン対応や海外展開の進展、新たな美容事業の構築など同社にとって、今期は第2の創業期にあたる期と理解している。そのため、 今期の経営施策の内容が来期以降の成長を大きく左右するものと考える。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。