エスクリ (2196 東証一部)

2014/12/12

駅近施設で需要を取り込み、急成長してきたブライダルサービス会社
15 年3 月期上期は予想上回る、汐留及びさいたま新都心への出店計画を公表

業種:サービス業
アナリスト:松尾 十作

◆ 都市型ブライダルオペレーター
・エスクリ(以下、同社)は挙式及び披露宴施設の運営を主力事業としてい る。
・顧客に強くアピールする施設と営業力(マーケティング及び接客サービ ス)を背景に、14/3 期に至る5 期間の年平均成長率は、売上高38.3%、 経常利益67.6%と高い伸びであった。

◆ 15 年3 月期上期決算
・15 年3 月期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、前期同期比14.1%増 収、58.8%経常減益であった。10.6%増収、経常赤字69 百万円とする同 社の期初予想は上回った。
・同社予想を上回ったのは、広告宣伝費などの販売費が当初の想定を下 回ったことに加え、建築・内装事業が好調であったためである。

◆ 15 年3 月期業績予想
・15/3 期業績について同社は、前期比15.4%増収、25.1%経常増益とす る期初予想を据え置いた。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)も15/3 期業績について同社 予想とほぼ同水準の従来予想を据え置いた。但し事業セグメント別の売 上高は15/3 期上期実績を踏まえ、ブライダル事業はやや減額修正、建 築・内装事業は据え置き、その他の事業は増額修正した。

◆ 投資に際しての留意点
・同社は、利益還元策の判断基準として純資産配当率や配当性向等を挙 げている。同社は15/3 期の1 株当たり配当金について前期比3.0 円増 の年11.0 円を予想している。16/3 期以降の配当金について、純資産配 当率2.5%〜3.0%、配当性向は実績を下回らない水準を想定して、16/3 期以降も増配が続くと当センターは予想する。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。