エイジア (2352 東証マザーズ)

2014/11/28

電子メールを利用した販売支援システムを開発し販売
15 年3 月期はクラウドサービス及び子会社との連携拡大で二桁の増収増益を予想

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾 十作

◆ 業務用メール配信ソフトウェアを提供
・エイジア(以下、同社)は、インターネットを活用したソリューションで、収 益の拡大及び顧客満足度向上を図る顧客の活動を支援している。
・12 年12 月のグリーゼとの資本及び業務提携に続き、13 年10 月にFUCA を子会社化し、メールマーケティングコンサルティング事業の強化を図っ ている。

◆ 15 年3 月期上期決算は子会社が増収に貢献
・15/3 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、売上高487 百万円、営業 利益65 百万円であった。
・同社の期初業績予想に対し、売上高は連結子会社の貢献により予想レ ンジ内であったが、利益は広告宣伝等固定費抑制から予想レンジを上 回った。

◆ 15 年3 月期業績予想
・15/3 期について同社は期初予想を据え置き、売上高1,120 百万円(前 期比11.2%増)~1,180 百万円(同17.2%増)、営業利益245 百万円(同 1.1%増)~280 百万円(同15.6%増)と予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)も、同社予想の上限値と同水 準の売上高1,180 百万円(前期比17.2%増)、営業利益280 百万円(同 15.6%増)としていた予想を据え置く。上期の利益は予想を上回ったが、 下期において広告宣伝費等固定費を期初の予算より増額する可能性が ある点を考慮に入れたためである。

◆ 投資に際しての留意点
・同社は株主還元に前向きで、14/3 期の1 株当たり年間配当金は前期比 6.5 円増配の14.0 円、15/3 期予想も1.0 円増の15.0 円としている。当 センターは15/3 期は15.0 円、16/3 期以降も増配が続くと予想する。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。