日本社宅サービス (8945 東証マザーズ)

2014/10/17

社宅管理やマンション管理など住宅に関連するアウトソーシングサービスを提供
堅調な社宅管理事業をサポートする新サービスを育成中

業種:不動産業
アナリスト:馬目 俊一郎

◆ 住宅に関連するアウトソーシングサービスが主力
・日本社宅サービス(以下、同社)は、顧客企業の社宅や分譲マンション の管理など、住宅に関するアウトソーシングサービスを提供している。
・コア事業の社宅管理事業は景気回復を受けて需要増が見込まれるほか、 福利厚生サービスの「マーカスさん」などが順調に拡大している。中期的 な利益成長に向けては、「見守りセキュリティサービス」などの新サービス を育成する方針である。

◆ 14 年6 月期は24.5%営業増益
・14/6 期決算は売上高が前期比3.9%増の63.8 億円、営業利益は同 24.5%増の5.4 億円であった。売上面では施設管理事業の伸び悩みが 社宅管理事業の伸びで補われた。利益面では増収効果に加えのれん 償却の終了や経費予算の一部未消化が利益を押し上げた。

◆ 15 年6 月期の会社計画は3.8%営業増益の見通し
・15/6 期について同社は、売上高を前期比8.5%増の69.2 億円、営業利 益を同3.8%増の5.6 億円と予想している。社宅管理事業と総合施設管 理事業の堅調な売上高成長を見込むものの、新サービス等への投資先 行で利益は一時的に伸び悩む見通しである。

◆ 15 年6 月期は証券リサーチセンターでは9.5%営業増益を予想
・証券リサーチセンターの15/6 期予想は売上高が前期比5.7%増の67.5 億円、営業利益は同9.5%増の6.0 億円である。景気回復を追い風にし た社宅管理事業の順調なストックの積み上げを予想する。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。