インタースペース (2122 東証マザーズ)

2014/07/28

独立系のアフィリエイト広告大手
ストアフロントアフィリエイトの強化とO2O ビジネス並びに東南アジア展開を加速

業種:サービス業
アナリスト:馬目俊一郎

◆ 独立系のアフィリエイト広告大手
・インタースペース(以下、同社)は、PC やモバイル向けアフィリエイト広告 を主力事業に、ソーシャルゲーム開発や育児支援SNS の運営などを行 っている。
・同社は強みであるストアフロントアフィリエイトのエリア拡大と販売チャネ ル拡充で成長スピードを加速させるほか、O2O ビジネスと東南アジア展 開を強化する方針である。

◆ 14 年9 月期上期は92.6%営業増益
・14/9 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は売上高が前年同期比11.9% 増の78.7 億円、営業利益は同92.6%増の4.4 億円であった。MNP キャン ペーン終了や消費税増税を前にした駆け込み需要に加え、経費予算の 未消化が大幅な営業増益につながった。

◆ 14 年9 月期は期初の会社計画を据え置き
・同社は期初の会社計画を据え置き、14/9 期は売上高が前期比8.7%増 の165.0 億円、営業利益は同8.5%増の6.4 億円を見込んでいる。下期 はサイファ社との資本提携でO2O ビジネスを強化するほか、アフィリエイ ト広告の東南アジア展開を加速させる方針である。

◆ 証券リサーチセンターも前回の業績予想を継続
・証券リサーチセンターは同社の事業戦略に変更が無いことから、前回レ ポートの業績予想を継続し、14/9 期は売上高が前期比16.7%増の177.1 億円、営業利益は同16.6%増の6.9 億円を見込む。
・中期的にはスマートフォン需要に依存するストアフロントアフィリエイトのリ スクを分散させるべく、O2O ビジネスや海外展開のスピードアップに注目 したい。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。