カービュー(2155 東証マザーズ)

2014/07/18

自動車情報サイトを集客力ツールに広告及び手数料ビジネスを展開
親会社ヤフーとの連携強化で緩やかな成長トレンドへの転換を予想

業種:サービス業
アナリスト:馬目俊一郎

◆ 自動車情報サイトを集客ツールに広告・手数料ビジネスを展開
・カービュー(以下、同社)はポータルサイト大手のヤフー傘下で、自社運 営の自動車情報サイトを集客ツールに広告及び手数料ビジネスを展開 している。
・ヤフーとの連携強化で事業再構築を進めるなか、広告事業とSNS 事業 の広告需要拡大で緩やかな成長トレンドへの転換が予想される。

◆ 14 年3 月期決算は減収ながら営業利益3.4 倍増
・14/3 期は売上高が前期比13.2%減の3,858 百万円、営業利益は同 239.0%増の671 百万円であった。国内事業の大口クライアントを失った ことで減収となったものの、親会社であるヤフーとの連携強化で広告需 要が拡大したうえ、コスト削減で大幅な増益を達成した。

◆ 15 年3 月期の会社計画は11.8%営業増益の見通し
・15/3 期について同社は、売上高が前期比6.7%増の4,118 百万円、営業 利益は同11.8%増の750 百万円を見込んでいる。海外事業と国内事業 は集客力強化に努めるほか、広告事業とSNS 事業はメディア力を強化 する方針である。

◆ 証券リサーチセンターは利益予想を増額修正
・証券リサーチセンターは、14/3 期決算において国内事業と広告事業の 利益寄与が想定を上回ったことから業績予想を見直し、15/3 期予想は売 上高4,390 百万円→4,290 百万円(前期比11.2%増)、営業利益440 百 万円→780 百万円(同16.2%増)に修正した。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。