S B S ホールディングス(2384 東証一部)

2014/03/14

物流事業をコアとする総合アウトソーシング会社、M&A により業界大手に成長
3PL、施設開発、アジアを成長牽引役として中期経営計画を公表

業種:陸運業
アナリスト:松尾十作

◆ 独立系の総合アウトソーシング企業、物流事業がコア
・SBS ホールディングス(以下、同社)グループは、物流事業をコアとする 総合アウトソーシング事業を営んでいる。13 年12 月に東証二部から一部 へ指定された。

◆ 13 年12 月期は不動産事業の貢献で経常増益
・13/12 期決算は、売上高132,205 百万円(前期比3.3%増)、経常利益 3,801 百万円(同37.4%増)であった。不動産事業の貢献が大きかった。
・14/12 期について同社は、売上高135,000 百万円(前期比2.1%増)、経 常利益4,200 万円(同10.5%増)を見込んでいる。物流事業の増収及び 採算性改善を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)の予想は、従来予想を上方修 正し、同社予想と同じ水準を見込んでいる。主に不動産事業の見方が変 わったためである。

◆ 新たな中期4 カ年経営計画を公表
・同社は、新たな中期4 カ年経営計画を策定した。最終年度である17/12 期に売上高2,000 億円(年率成長10.9%)、営業利益80 億円(同17.9%)、 売上高営業利益率4.0%を目指す計画となっている。

◆ 投資に際しての留意点
・同社は、安定的、継続的な配当の実施を通じて、株主に利益還元する 方針だが、配当性向は20%を目処としている模様である。当センターで は、配当性向20%の維持を前提として、15/12 期以降の増配を見込ん だ。

 

>>続きはこちら(593KB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。