エイジア(2352 東証マザーズ)

2014/01/24

メールを利用した販売支援システムを開発し販売
クラウドサービスが成長ドライバーとなってきた

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾十作

◆業務用メール配信ソフトウェアを提供
・エイジア(以下、同社)は、インターネットを活用してクライアントの収益 の拡大及び顧客満足度を高めることを、ソフトウェアとサービスの提供 を通じて支援している。
・メール配信の高速性では業界随一(同社試算)を誇り、メール配信パッ ケージ市場では同社が国内シェアトップである。

◆ 14 年3 月期上期はクラウドサービスと大型案件が牽引
・14/3 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、売上高470 百万円(前 年同期比32.8%増)、営業利益106 百万円(同205.3%増)であった。
・同社の期初予想に対する達成率は売上高で117.7%、営業利益で 265.1%であった。クラウドサービスと大型案件が業績を牽引した。

◆ 14 年3 月期第3 四半期より連結決算開始
・14/3 期について同社は、期初予想を据え置き、売上高900 百万円(前 期比15.5%増)、営業利益170 百万円(同25.6%増)を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、14/3 期業績予想におい て、同社の期初予想と同水準であった従来予想を踏襲する。同社は第 3 四半期より連結決算を開始するが、当センターは13/3 期の連結売上 高を950 百万円、同営業利益を172 百万円と予想する。

◆ 中期業績予想を見直し
・当センターの中期見通しは、単体部分は従来予想と変わらないものの、 子会社(FUCA)寄与分だけ修正した。同社の販売実績は、1,600 社以 上に及び化粧品、インターネット通販、損保関連の会社への販売に強 みがある。こうした実績からFUCA の販売先も拡がると予想した。
・従来、当センターは配当を15/3 期年10 円、16/3 期年12 円と予想して いたが、中期業績予想見直しにより、今期予想の配当性向を参考に 15/3 期年11.0 円、16/3 期年13.5 円と配当予想を修正した。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。