C E ホールディングス(4320 東証マザーズ)
2014/01/10
N EC 系列の電子カルテベンダー上位で中小病院向けに強み
電子カルテに加え高齢者や女性向けコンシューマビジネスを強化
業種:情報・通信業
アナリスト:馬目俊一郎
◆NEC 系列の電子カルテベンダーで中小病院向けに強み
・CE ホールディングス(以下、同社)は、病院向け電子カルテシステムの開 発及び販売を主力に、高齢者向け安否及び安心連絡システム販売や女 性向け周産期及び育児支援情報サービスなどのコンシューマビジネスも 行なっている。
◆13 年9 月期は64.7%営業増益と大幅増益
・13/9 期は売上高が前期比40.2%増の67.9 億円、営業利益は同64.7% 増の6.3 億円。公的病院の導入意欲の高まりで電子カルテ販売が好調 であり、固定費の増加を上回る売上高の伸びが大幅な増益につながっ た。
◆14/9 期の同社予想は8.6%営業増益の見通し
・14/9 期において、同社は売上高が前期比7.5%増の73.0 億円、営業利 益は同8.6%増の6.9 億円を見込んでいる。電子カルテシステム事業の 受注残案件のシステム導入を促進するほか、新規受注獲得に向けた販 売活動を推進する方針である。
・証券リサーチセンターは前回レポート(13 年7 月発行)の業績予想を見 直し、14/9 期は売上高を68.7 億円→70.7 億円(前期比4.1%増)に増額 するが、営業利益は6.6 億円(同3.9%増)を継続する。
◆今期予想基準PER は同業他社とほぼ同水準
・同業他社比較において、同社の今期予想基準PER は同業他社とほぼ 同水準の範囲内と考えられ、現在の株価には特段の割安感が感じられ ない。
一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。