ハイマックス(4299 東証二部)

2013/12/20

独立系の中堅システムインテグレータ、野村総合研究所のパートナー企業
14 年3 月期は公共関連売上高が拡大へ

業種:情報通信業
アナリスト:松尾十作

◆中堅の独立系システムインテグレータ
・ハイマックス(以下、同社)は、独立系の中堅システムインテグレータで、 金融、なかでも保険業界向けに強みを持っている。野村総合研究所へ の売上依存度が59.0%(13/3 期)と高い。
・売上高は、システムの企画、設計、開発であるシステム・ソリューション サービスとシステムの稼働後に提供するシステム・メンテナンスサービス で構成されている。

◆ 14 年3 月期上期営業利益は同社予想を上回る
・14/3 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、前年同期比6.3%減収、 6.7%営業増益だった。同社が期初に見込んだ業績に対する達成率は、 売上高で97.5%、営業利益で121.3%だった。
・売上高の達成率97.5%は、システム・ソリューションサービスにおける保 険業界向け案件の一部の売上高計上が後倒しとなったためで、営業 利益の達成率121.3%は、システム・ソリューションサービスにおける一 部の案件で、当初見込んだよりも採算が改善したためである。

◆ 14 年3 月期は公共関連が大幅伸長へ
・14/3 期について、同社は売上高9,500 百万円(前期比4.7%増)、営業 利益680 百万円(同8.4%増)と期初予想を据え置いた。
・当センターの14/3 期業績予想も、同社予想と同じ水準を見込んでいる。 公共向け売上高の大幅増見通し等により、14/3 期下期売上高は前年 同期比19.0%増を予想する。

◆中期経営計画の開示はない
・同社は中期経営改革を公表していないが、15/3 期までに社内の基礎 固めを行い、17/3 期以降に業績拡大を図る計画である。売上高100 億 円の早期達成、売上高営業利益率7%(13/3 期6.9%)の安定的な確保 を目標としている。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。