ネオス(3627 東証一部)

2013/12/13

携帯電話端末向けソリューションを提供、スマートフォン向け売上高伸長続く
14 年2 月期通期営業利益は32%増へ

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾十作

◆携帯電話端末向けソリューションを展開
・ネオス(以下、同社)は、携帯電話端末向けソリューションを幅広く提供 している。顧客ニーズに対応して保有する技術やノウハウを提供するソ リューション事業とソフトウェア、コンテンツ、ASP サービス等を展開して いるプロダクト&サービス事業を営んでいる。

◆ 14 年2 月期上期決算は大幅増収増益
・14/2 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、29.0%増収、23.5%営業 増益であった。同社は上期予想を公表していないため、予想に対する 達成率は不明である。
・同社が見込む14/2 期通期予想に対する進捗率は、売上高56.9%、営 業利益66.0%と好調な推移であった。スマートフォン関連売上高の伸 長が貢献した。

◆ 14 年2 月期の営業利益予想は32.1%増益へ
・14/2 期について、同社は売上高7,300 百万円(前期比10.4%増)、営業 利益420 百万円(同32.1%増)と、期初予想を据え置いた。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)の業績予想も、同社予想と 同水準とした。上期に貢献したスマートデバイス事業売上高が下期に 見込みづらいことや、企画及び提案活動である営業支援費が下期に 膨らむ可能性を勘案したためである。

◆ 現株価水準は割高である
・株主還元について、同社は配当性向15%を維持する方針である。なお、 第18 回新株予約権を発行した。行使状況や行使価額により同社の調 達額は変動するが、当初設定行使価額ですべて行使されたとしたら、 約18 億円の資金調達が可能となる。
・事業内容と時価総額から選択した同業他社との比較では、同社の株 価バリュエーションは割高である。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。