メディア工房(3815 東証マザーズ)

2013/12/06

携帯電話やパソコン向け占いコンテンツ販売が主力
14 年8 月期業績予想は、会社は非開示だが当センターでは減収減益を予想

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾十作

◆主力事業は占いコンテンツの制作及び配信
・メディア工房(以下、同社)の主力事業はコンテンツ事業であり、占い、 美容などの情報コンテンツを制作し、携帯電話及びPC 向けに配信し ている。

◆13 年8 月期決算は減収増益
・13/8 期決算は売上高2,445 百万円(前期比7.4%減)、営業利益689 百万円(同8.5%増)と減収増益だった。売上面では携帯電話販売事業 からの撤退が影響し、利益面ではコンテンツ事業の好調が牽引した。
・フィーチャーフォン向け売上高は1,390 百万円(同24.5%減)、スマート フォン向け売上高は593 百万円(同6.4 倍増)となり、フィーチャーフォ ン向け減収をスマートフォン向け増収で補い、携帯端末向けコンテンツ 全体の売上高は同4.0%増の1,984 百万円となった。

◆14 年8 月期は減収減益を予想
・14/8 期について、新規事業の見通しが不透明であるとして、同社は業 績予想及び配当予想を公表していない。
・証券リサーチセンターは、足元の月次売上高をふまえ、売上高は 2,210 百万円(前期比9.6%減)、営業利益500 百万円(同27.4%減)と 予想する。売上高ではフィーチャーフォン向け売上高の減少、利益面 では新規事業に係わる人員の採用増による人件費増を考慮したため である。

◆直近の株価は振れ幅が大きい
・同社の株価は、LINE 関連銘柄として出来高を伴って大きく変動する傾 向がある。9 月安値128,700 円が10 月高値は234,500 円と高騰した。 投資の際は、株価の変動が大きいことや、毎月20 日前後に月次売上 高が公表されることに留意すべきだろう。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。