ハピネス・アンド・ディ(3174 東証JQS)

2013/11/15

全国のショッピングセンターに展開するセレクトショップ
14 年8 月期は、先行投資負担から増益率は引き続き低水準

業種:小売業
アナリスト:松尾十作

◆ショッピングセンターに出店するセレクトショップ
・ハピネス・アンド・ディ(以下、同社)は、全国のショッピングセンターに 展開するセレクトショップで、バッグ、小物、時計など主にインポートブラ ンド品を販売している。
・「人生の節目や大切な日『記念日』に贈るプレゼントを選ぶ特別 なショップ」を目指している。業歴20 年以上を有し、イオングル ープと親密である。

◆13 年8 月期は同社予想を下回る
・13/8 期は、前期比5.7%増収、7.1%経常増益と過去最高を更新した。 同社が見込んだ業績に対する達成率は、売上高で98.6%、経常利益 で88.7%、証券リサーチセンター(以下、当センター)予想に対しては売 上高99.3%、経常利益93.0%であった。
・同社予想に対し未達だった要因は、第1 及び第4 四半期の既存店売 上高が振るわなかったためである。当センター予想に対し未達だった のは、第4 四半期の既存店売上高が低迷したためである。

◆14 年8 月期業績予想を見直し
・14/8 期について、同社は売上高を前期比9.8%増とする一方で、先行 投資負担から経常利益は同2.9%増と増益率の更なる???鈍化を見 込んでいる。当センターの業績予想も、同社予想と同様の水準を見込 んでいる。
・規模の拡大(多店舗展開、海外展開)、採算性の向上(プライベートブ ランド商品の拡充)により、中期的には年率10%前後のEPS 成長が見 込まれる。リスクファクターは、急激な円安、及び消費税増税後の景気 悪化や、出店立地及び人材の確保等である。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。