ツヴァイ(2417 東証二部)

2013/10/25

14 年2 月期上期決算はほぼ会社予想通り
入会金の引き下げや獲得チャネル強化で新規入会者数が増加

業種:サービス業
アナリスト:柴田郁夫

◆結婚相手紹介サービス業界の最大手
・ツヴァイ(以下、同社)は、「データマッチング型」の結婚相手紹介サー ビス事業を展開しており、会員数約35,000 人は業界トップクラスの規 模を誇っている。イオングループであることや上場企業であることが、 同社のブランド力を高めており、会員獲得における優位性につながっ ている。

◆14 年2 月期第2 四半期決算は同社予想通りの進捗
・14/2 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、売上高2,096 百万円、 営業利益95 百万円、経常利益135 百万円、純利益76 百万円となっ た。13/2 期上期は単体決算であることから同年前期との比較はないが、 ほぼ同社の期初予想通りの業績となった。一方、単体決算は、前年同 期比で1.9%増収、16.6%営業増益となった。
・入会金の引き下げや法人及び自治体向けの積極的なアプローチによ り新規入会者が増加するとともに、パーティなどのイベント開催が好調 であった。

◆14 年2 月期は増収増益を見込む
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、上期決算の状況から、 前回レポート(13 年5 月)の14/2 期の通期予想を据え置き、売上高、 4,350 百万円(前期比1.2%増)、営業利益350 百万円(同4.8%増)と 増収増益を見込んでいる。これは同社予想よりもやや保守的な水準と なっている。新規入会者数と期末会員数の想定を同社予想よりも慎重 に見ているためである。

◆中期的な年率成長は売上高1.5%増、営業利益5.3%増を予想
・当センターでは、前回レポートの中期業績見通しも据え置き、16/2 期 までの成長率は、売上高で年率1.5%増、営業利益で同5.3%増を予 想している。入会金引き下げ等により新規入会者数に増加傾向が見ら れるものの、それに伴って遅行的に退会者も増加することが予想され、 期末会員数は緩やかに増加するものと想定した。

>>続きはこちら(514KB)


一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。