バリューコマース(2491 東証一部)
2013/09/06
国内アフィリエイト広告のパイオニアでヤフーとの連携が強み
クライアントの広告を一手に引き受けるコンサルティングサービスが成長ドライバー
業種:サービス業
アナリスト:馬目俊一郎
◆ヤフーの連結子会社でPC 向けアフィリエイト広告に強み
・バリューコマース(以下、同社)は、ヤフーの連結子会社で国内アフィリエ イト広告のパイオニア的存在である。ポータルサイト大手であるヤフーと の連携でPC 向けアフィリエイト広告に強みを持つ。
・サービスライン別では大口クライアントの広告を一手に引き受けるコンサ ルティングサービスが成長を牽引している。
◆第2 四半期累計はコンサルティングの伸長で56.4%営業増益
・13/12 期第2 四半期累計は売上高が前年同期比26.0%増の56.3 億円、 営業利益は同56.4%増の6.3 億円。大口クライアントの新規獲得に加え、 金融や旅行分野の出稿が増加したコンサルティングサービスが業績を牽 引した。
◆13/12 期は期初会社予想を増額修正
・同社はコンサルティングサービスの好調を背景に、期初の13/12 期予想 を売上高105.1 億円→117.0 億円(前期比23.1%増)、営業利益10.8 億 円→13.4 億円(同48.1%増)に増額修正した。
◆ 高い成長率を反映したバリュエーション
・今期予想基準PERは同業他社を上回る水準にある。同社の営業利益は 今後3 年間で年率34.3%という高い成長率が見込まれることがその背景 にあると思われる。
一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。