C E ホールディングス(4320 東証マザーズ)

2013/07/12

電子カルテ業界上位で中小病院向けに強み
M & A と資本・業務提携で事業ポートフォリオを拡大

業種:情報・通信業
アナリスト:馬目俊一郎

◆NEC 系列の電子カルテベンダーで中小病院向けに強み
・CE ホールディングス(以下、同社)は病院向け電子カルテシステムの開 発・販売を主力事業に、通信機器販売や配置薬・健康食品販売のほか 高齢者向け安否情報などのコンシューマビジネスも行っている。
・事業ポートフォリオの拡大に伴い、13 年4 月に持株会社体制へ移行する とともに、社名をシーエスアイからCE ホールディングスに変更した。

◆13 年9 月期第2 四半期累計決算は会社予想を上回る
・13/9 期第2 四半期累計決算は売上高が41.1 億円、営業利益は4.8 億 円。12/9 期下期から連結決算に移行したため、前年同期との比較が出 来ないものの、上期は会社予想(売上高30.3 億円、営業利益1.9 億円) を上回る決算となった。

◆会社は13 年9 月期予想を増額修正
・上期の状況を踏まえ、同社は13/9 通期について、売上高57.8 億円→ 68.6 億円(前期比41.7%増)、営業利益4.3 億円→6.2 億円(同62.4%増) へと増額修正した。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)も13/9 期予想を増額修正した が、上期末の受注残高減少を考慮し、会社予想よりも保守的な修正幅に 留めた。

◆ 中期的な適正株価水準は1,200 円~1,700 円を想定
・同業他社との比較から同社の妥当PER 水準を9 倍~13 倍に設定し、こ れに当センター予想の15/9 期EPS131.6 円を適用すると、同社の中期的 な適正株価水準は1,200 円~1,700 円と想定される。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。