エイジア(2352 東証マザーズ)

2013/07/12

メールを利用した販売支援システムを開発し販売
事業領域の拡大と海外展開による中長期的な成長を目指す

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾十作

◆業務用の高速大量メール配信システムを開発し、企業に提供
・メール配信ソフトウエア業界では国内最大手クラス。
・企業の販売促進のためのツールとしてASP、SaaS 等の形態(クラウドコ ンピューティングの一種)にて、付加価値の高いアプリケーション及びソ フトウェアシステムを提供している。

◆13 年3 月期は業績予想を2 度上方修正
・13/3 期決算は、8.6%増収、41.6%経常増益だった。利益率の高い主力 のアプリケーション開発事業において、大口案件を受注したことに加え、 クラウドサービスが順調に推移し、売上や利益に寄与したことが、好業 績の背景にある。

◆14 年3 月期も二桁の増収増益へ
・14/3 期について、会社は売上高900 百万円(前期比15.5%増)、経常 利益170 百万円(同21.1%増)を見込んでいる。利益率の高いクラウド サービスの拡大が見込んでいるためである。
・13/3 期までのクラウドサービスの契約企業数と売上高推移から、会社の 業績予想は妥当な予想であると証券リサーチセンター(以下、当センタ ー)では、判断している。

◆中期的な想定株価は970 円~1,130 円
・強みのあるメールアプリケーションソフトの領域に加え、e コマースの増 収に寄与するアプリケーションソフト及び付随するサービスの提供に事 業領域を拡大させることで、当センターでは来期以降も20%程度の利 益成長が見込めるとの判断を継続している。
・当センター予想の16/3 期EPS 80.7 円に、妥当と思われるPER12 倍~ 14 倍を適用すると、中期的な株価は970 円~1,130 円と想定される。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。