シーボン(4926 東証一部)
2013/07/05
流行に左右され難いスキンケア製品が主力の化粧品メーカー
会員制度で顧客を囲い込み直営店が集客と販売の要
業種:化学
アナリスト::馬目俊一郎
◆直営店を軸に事業展開
・シーボンは、スキンケア製品が主力の化粧品メーカー。取扱い化粧品の 大部分は自社工場で製造し、販売チャネルは直営店が売上高の約 97%を占めるなど、製造から販売までを自社内でほぼ完結している。
◆13 年3 月期は37.1%営業減益
・13/3 期は売上高が前期比0.6%減の141.4 億円、営業利益は同37.1% 減の8.7 億円となった。積極的な広告及びイベント開催で新規顧客を獲 得するも、客単価下落とマーケティング費用増が利益を圧迫した。
◆14 年3 月期の会社予想は29.5%営業増益の見通し
・14/3 期について、会社は売上高・14/3 期について、会社は売上高147.3 億円(前期比4.1%増)、営業利益 11.3 億円(同29.5%増)を予想している。直営店の新サービス拡充で既 存顧客の来店頻度を高め、継続数の拡大に努める方針である。
・証券リサーチセンターは、客単価の下落とマーケティング費用増などを 考慮し、前回レポート(12 年12 月発行)の業績予想を減額修正した。 14/3 期予想は、前回予想→修正予想で売上高153.0 億円→145.0 億円 (前期比2.5%増)、営業利益15.0 億円→11.3 億円(同29.0%増)と予想 した。
一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。