データホライゾン(3628 東証マザーズ)

2013/06/28

ジェネリック医薬品通知や糖尿病重症化予防などで国民医療費圧縮に寄与

業種:通信業
アナリスト:馬目俊一郎

◆ジェネリック医薬品通知サービスと保険薬局向けシステムの2 本柱
・データホライゾン(以下、同社)は、ジェネリック医薬品通知サービスなど、 レセプト(診療報酬明細書)データに基づく医療関連情報サービスを医 療保険事業の運営者(以下、保険者)に提供している。また、医療関連 データベースを利用した病院や保険薬局向けのパッケージシステ ムからなる医療関連情報システムの開発・販売なども手掛けている。

◆13 年3 月期は営業赤字に転落
・13/3 期は売上高が前期比12.5%減となり、0.9 億円の営業損失(前期は 営業利益0.6 億円)となった。保険者向け医療関連情報サービスは堅調 に推移するも、保険薬局向けパッケージシステムの新バージョンの開発 が遅れたため営業赤字に転落した。

◆14 年3 月期の会社予想は営業黒字化を見込む
・14/3 期について、会社は東日本地域の国民健康保険の運営自治体の 開拓に注力することや保険薬局向けシステムの新バージョン投入で、売 上高は前期比30.3%増の24.5 億円、営業利益は1.0 億円(前期は営業 損失0.9 億円)を予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、14/3 期の会社予想が想定 内であることから、前回レポート(12 年7 月発行)の業績予想を継続した。 14/3 期は売上高が前期比32.8%増の24.9 億円、営業利益は1.0 億円 への黒字転換を当センターでは見込んでいる。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。