GCC経営™分析レポート:ジャパンベストレスキューシステム株式会社(東証プライム市場 証券コード:2453)
GCC経営™分析によるアップサイド約3.6倍の可能性

2022/12/08

ベーシック ・ レポート
ジェイ・フェニックス・リサーチ(株)
宮下修・本田泰三

生活トラブル解決で「なくてはならない存在」へ
ジャパンベストレスキューシステム株式会社(以下、JBR)は、「困っている人を
助ける」ことで「喜ばれる喜び」による社員の動機付けで、商品サービスの開発・事
業提携・マーケティングによる事業拡大が進み、300万人を超える会員を持つ、生
活トラブル解決サービス・保険の活用により生活トラブル解決サービスでNo.1の地
位を築いた。更なる成⾧を目指しM&Aを進め、事業間の最適連携・オペレーショ
ン効率化・情報共有により、「喜びを感じる」体制のために大規模システム投資を
実行した。⾧期的に会員数3倍増を目指す新中期経営計画(2022年9月期
~2024年9月期)の実現が進み、2023年9月期も過去最高売上高、最高営
業利益を更新する予測だ。

過去最高の売上・営業利益にも関わらず株価がピークの1/2
しかし、株価は過去ピークの半分程度に留まっている。今後は次の3点が重要で
ある。①会員サービスを主体としたJBRの収益安定性の相対的な魅力度は経済
情勢の不安定性でプラス。②撤退事業の費用配賦により生じた会員事業の収益
性トレンドが、2023年下期には打ち止めへ。③保険事業の急成⾧に伴う支払準
備金の積み立てによる見かけの利益のマイナス影響が、2023年下期には打ち止
めへ。これらが投資家に認知されると、過去最高の売上高、営業利益がより素直
に株価にプラス影響を与えてくるようになろう。

成⾧シナリオの実現により最大アップサイドポテンシャル3.6倍
今後10年で、JBRはITと金融及びデータベースを生かした社会課題解決型企
業へと変貌する過程で、データベースを活用したSDGsに貢献する高成⾧、高収
益IT企業としての魅力と、金融機能による低資本コストを享受できる企業へと変
貌していくと考えられる。会員数3倍、単価2倍を10年で実現する前提で株主価
値は1,047億円と試算された。

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TIW/ANALYST NET
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