GCC経営™分析レポート:株式会社アルファクス・フード・システム(東証グロース市場 証券コード:3814)
GCC経営™分析よる10年の成⾧価値織込でアップサイド3.5倍の可能性

2022/09/02

ベーシック ・ レポート
ジェイ・フェニックス・リサーチ(株)
宮下修・柏尾陽介

食材ロスと人件費の削減を実現する情報システムインフラの老舗
株式会社アルファクス・フード・システム(以下、「AFS」)は、1987年3月創業の株式会社アルファクスから1993年12月に独立して設立された。創業より業界初外食企業向け「飲食店経営管理システム」を提供しており、「食文化の発展に情報システムで貢献する」ことを目標としている。特に、手作業が前提となる食材・備品発注作業を当日在庫等に考慮して完全に自動的に補充発注できる「自動発注システム」(特許取得済み)の開発・提供により、食材ロスと人件費の削減に貢献している。

ニューノーマルに対応した食産業向け情報システムインフラを提供
AFSはこれまで、ソフト・ハードともに主に食材ロスや主にバックヤードにおける人件費削減を実現してきた。ニューノーマルの時代においては、セルフレジやロボットを活用した非接触サービスによる成⾧を図る。提供先の規模に合わせた販売戦略により、大型案件と将来拡大の見込まれる個店へ広く情報システムインフラを展開していく。こうして確立した外食店舗経営を支援する情報システムインフラを、単に提供するだけでなくFC店舗に活用し拡大していくことで、安定した販売拡大とロイヤリティ獲得が可能となる。

10年成⾧シナリオ次第では、時価総額でさらに最大3.5倍の可能性
こうした変貌を反映した株主価値をGCC経営™のフレームワークにより「超過利潤法(「巻末資料2.」参照)」で試算した。ロボット・AI・DXによる外食業界の情報システム・サービスNo.1企業としての価値は、会社の見通しに基づき36億円、個店飲食店マーケット支援が花開いた価値は、当社の成⾧可能性については4億円程度と試算された(詳細は「インベストサマリー参照」)。合計の41億円は現状の時価総額の3.5倍となる。「これから」の動きの進捗により時価総額の大幅な上昇余地が期待されよう。
※四捨五入により端数が一致しない

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