GCC 経営 分析レポート:スカラ(4845)
第四次産業革命・AI/IoT 時代における 顧客の心をつかむ三つの戦略~カスタマイズ・クラウドモデル

2019/05/31

ベーシックレポート
ジェイ・フェニックス・リサーチ株式会社

「顧客の心をつかむ三つの戦略」で高成長を目指す
株式会社スカラ(以下スカラ社)は、上場企業等約1,000 社*2 に対し、セキュリティを強化したクラウドベースのコミュニケーションツールをSaaS/ASP*3 で提供する手法でトップクラスの実績を持つ。①最適カスタマイズ、②ストレスフリーのクラウド、③魅力ある月額課金、という「顧客の心をつかむ三つの戦略」を推進している。顧客、営業マンとエンジニアのつながり(Connection)により高付加価値化・効率化を達成し投下資本利益率(ROIC)の向上及び高い売上成長Growth)と、安定性(Confidence)の向上による事業リスク低下、資本コスト抑制、資金調達力強化によるM&A、高い配当性向の維持を推進している。GCC 経営®の視点で価値向上の好循環を築いている。

AI/IoT 時代でさらに高まる成長期待
AI/IoT 時代においては、多様な情報がIT と融合し、よりカスタマイズした対応がIT 企業に求められる。カスタマイズを軸とする戦略を推進するスカラ社は大きな飛躍が期待でき、GCC の好循環が期待される。2016 年7月に子会社化した、営業支援システムで5,000 社*4 の顧客を持つソフトブレーン株式会社(以下SB 社)[東証一部4779]との連携により一層の飛躍が期待される。

時価総額の2~3倍のアップサイドの可能性
AI 市場は、2017 年~2022 年に年率30-40%*5 近く成長すると予測される。そうした高成長を一定程度、スカラ社、SB 社が享受できる前提で株主価値を推計した結果467 億と推計された。現状の時価総額の2~3倍の水準とな
るが、スカラ社の成長ポテンシャルを考えると実現可能と考える。

*1:ジェイ・フェニックス・リサーチの登録商標。企業価値の概念をわかりやすい言葉で体系化。本文「 GCC 経営®の分析フレームワークとは?」参照。* SaaS は、Software as a Service:パソコンにインストールすることなく、ブラウザ上で使用できるさまざまなアプリケーション。ASP は、Application Service
Provider アプリケーションの機能をインターネットを介して顧客に提供すること。*2,4:スカラ社、SB 社WEB より引用。*5:本文P6 注参照。

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