東陽テクニカ(8151)の中間決算は、減収減益となったものの、概ね計画どおりに推移。今後の収益につながる受注高は半期として過去最高を記録

2025/06/13



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説明会開催日:2025年5月30日
代表取締役社長 高野 俊也氏

◎決算ハイライト
・売上は前期比14.7%減の173億76百万円、営業利益は58.0%減の13億96百万円
▽売上高
・AD/ADAS開発向けの大型評価システムを国内外で計上した前年同期に比べて大幅に減少したものの、情報通信/情報セキュリティ事業、ソフトウェア開発支援事業が堅調な需要に支えられ、そのほかの主力事業も概ね期初計画どおりに推移
▽営業利益
・減収の影響に加え、複数の低利益率の大型案件による売上総利益率の低下、研究開発費やその他販管費の増加などにより減少したものの、業績の進捗は概ね想定どおり
・下期にAD/ADAS開発向け大型評価システムの計上を複数予定するなど、例年と比較して下期に売上・利益が伸びる計画

 

◎受注高・受注残高
・成長に向けた各施策は着実に推進できており、受注は大変好調に推移
▽受注高:半期として過去最高となる241億35百万円
・複数の大型案件を受注した海洋/防衛事業が大きく伸長し、そのほかの事業においても概ね増加したことにより、前年同期を大幅に上回る
▽受注残高:前年同期比80億62百万円増の237億91百万円
・海洋/防衛事業、先進モビリティ事業などで第1四半期からさらに積み上がり、こちらも前年同期比で大幅増

 

◎2025年9月期 業績予想
・Q2までの進捗率は概ね想定どおり。通期業績予想は変更なし
・下期にVILS関連の大型案件の計上を複数予定するなど、例年よりも下期に業績が伸長する計画
・米国トランプ政権の政策の影響によって米国向け大型案件に遅れが発生する懸念があり、動向を注視
▽中長期的な見通しについて
・中計“TY2027”を推進し、2027年9月期に売上高450億円、営業利益45億円を計画
・今期は減収減益となるものの、受注は好調に推移しており、受注高は前期を大幅に上回る見込み。さらなる受注拡大で“TY2027”の経営指標達成を目指す

 

◎株主還元について
・今期の中間配当金は1株当たり30円、通期では過去最高額となる69円の見通し。“TY2027”期間で10年連続増配を目指す

 


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