今週の注目レポート　(1月31日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点（ROE・財務レバレッジ・PBR水準等）で、注目銘柄をピックアップします。

●スズキ（7269）【 1→1】
「2024年は国内登録車販売台数が過去最高、新型 「ジムニーノマド」を発表」
30日に12月の生産・販売台数速報が発表となった。12月の世界生産台数はインドでの生産台数の大幅増が牽引し大幅増となった。また、販売台数は日本での軽自動車、登録車の販売好調、インド、パキスタンでの販売増などにより前年から大幅に増加した。2024年暦年でみても生産・販売台数はともに4年連続で前年を上回り堅調。同日インド生産で4月3日から発売予定の新型 「ジムニーノマド」の発表会が開催された。以前から投入が待たれていたことや、価格に割安感があることなどから販売は堅調に推移しそうだ。国内での2024年の登録車の販売台数は 「スイフト」や新型「フロンクス」貢献により過去最高となったが、新型 「ジムニーノマド」の投入により国内販売での登録車伸長による売上構成改善、インドでの生産効率向上などへの寄与が期待される。
予想ROE：11.3％　PBR：1.3倍、来期予想PER：9.5倍、来期予想EPS成長率：4％
株価（1/31終値）：1,869円　Fモデルによる理論株価：2329円（1月31日by高田悟）

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。