AmidA ホールディングス<7671> 足元の販売は堅調で22年6月期の小幅な営業増益計画に変更なし

2022/02/25

印鑑及びスタンプを中心にインターネット通販サイトで販売するEC通販事業を行う
足元の販売は堅調で22年6月期の小幅な営業増益計画に変更なし

業種: 小売業
アナリスト: 佐々木 加奈

◆ 事業内容
・AmidAホールディングス(以下、同社)は、連結子会社2社を傘下に持つ持株会社である。子会社のハンコヤドットコムは、印鑑やスタンプなどをインターネット通販サイトで販売するEC通販事業を行っており、主力サイトは「ハンコヤドットコム」である。もうひとつの子会社であるAmidAは、ECサイトの集客状況に関するデータ分析からシステム開発、保守までをトータルで行っているが、外部顧客との取引はない。

◆ 22年6月期上期決算の概要
・22/6期第2四半期累計期間(以下、上期)の売上高は前年同期比3.8%減の1,518百万円、営業利益は同6.0%減の203百万円であった。小幅な減収減益となったのは、前年同期に新型コロナウイルス感染拡大の影響によりリアル店舗からEC通販に顧客の購入経路がシフトして大きく伸びた反動である。

◆ 22年6月期の業績見通し
・22/6期の会社計画は売上高が3,296百万円(前期比3.3%増)、営業利益が452百万円(同1.3%増)である。同社は上期計画を公表していないが、ほぼ計画線上として期初に公表した通期計画を変更していない。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、22/6期業績について、上期実績を踏まえて売上高を前回予想の3,300百万円から3,256百万円に修正し、営業利益予想は据え置いた。

◆ 事業戦略と中期業績見通し
・同社は、価格戦略の強化、ノベルティー販促商品の拡大などに取り組んでいる。また、中長期的な成長のため、新規事業の立ち上げを目指して準備を進めている。
・当センターでは、効果的な広告宣伝の実施や取扱商材の拡大により客数の増加が続くと考えており、23/6期以降も増収増益が続く予想を変更していない。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。