インドの経済・市場動向(2018年8月後半)株式市場は高値更新、インドルピーは安値更新

2018/08/21

インドの経済・市場動向(2018年8月後半)

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【ポイント1】インド株式市場は最高値更新
好調な経済指標などから買いが継続

■インド株式市場は、トルコリラが急落したことを受けて、資金流出懸念から他の新興国株式市場が幅広く売られるなかでも、堅調に推移しています。主要株式指数のSENSEXは、20日に過去最高値を更新しました。6月の鉱工業生産が前年同月比+7.0%、7月の消費者物価上昇率は同+4.2%と6月の同+4.9%から鈍化するなど、経済指標は総じて良好です。業績拡大期待から投資家の買いがインド株式市場に入っています。

【ポイント2】インドルピーは対ドルで最安値更新
対円でも一段安

■一方、トルコリラの急落に伴い新興国通貨に下落圧力がかかるなか、経常赤字国でインフレ率が高いインドの通貨ルピーには売りが膨らみ、対米ドルで最安値を更新しました。また、投資家のリスク回避姿勢が強まるなかで、安全資産とされる円も買われたことから、インドルピーは対円でも大きく下落し、2016年11月以来の安値水準をつけました。

【今後の展開】次回の金融政策は現状維持の公算

■インドの7月の消費者物価上昇率が前月から鈍化したことで、インド準備銀行(RBI)が次回10月の金融政策決定会合で政策金利を据え置く可能性は高まったとみられます。ただし、インドルピーの下落が続いていることや、RBIが需給ギャップは解消したと判断していることから、先行きは利上げ方向と考えられます。

■株式市場は好地合いが続いており、インド経済の成長加速や企業業績の拡大を背景に今後も底堅い展開が期待されます。

(2018年 8月21日)

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