米国の金融政策は現状維持(2018年8月)緩やかな利上げを継続へ

2018/08/02

米国の金融政策は現状維持(2018年8月)緩やかな利上げを継続へ

【ポイント1】政策金利は据え置き

全会一致の決定

■米国の連邦準備制度理事会(FRB)は、7月31日~8月1日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り、政策金利であるフェデラルファンド(FF)レートの誘導レンジを1.75%~2.00%で据え置くことを決定しました。

20180802us1

 

【ポイント2】景気の評価を上方修正

需物価はほぼ想定通りの動き

■FOMCの声明文によれば、「経済は力強い速度で成長した」と評価し、前回6月の「堅調な速度」、前々回5月の「緩やかな速度」から2会合連続の上方修正となりました。

■個人消費の復調等により、4-6月期の実質GDP成長率が前期比年率+4.1%と、1-3月期の同+2.2%から加速したことを反映したと見られます。

■物価については、上昇率が「+2%近くにとどまった」と、前回の「+2%に接近した」から小幅な修正が加えられました。物価上昇率が、FOMCの目標とする「+2%を中心とする上下対称的な水準」にあることを示唆していると考えられます。

■経済見通しに対するリスクは、「景気上振れと景気下振れで概ね均衡」を据え置きました。

 

20180802us3

【今後の展開】緩やかな利上げが継続される見通し

■以上のような景気、物価に関する評価に加え、金融政策の姿勢が「引き続き緩和的」としたことを踏まえると、7月17日の米上院銀行委員会で行われた議会証言でパウエルFRB議長が述べた通り、「当面は、緩やかな利上げを継続するのが最善の道」と考えられます。

■今後の焦点は、「どこまで利上げが行われるか」です。景気を刺激も抑制もしない金利、つまり中立金利は、FOMC参加者による政策金利の長期予測値から判断すると、2.9%前後と考えられます。よって当面は、3%に向かって利上げが継続されると見られます。

(2018年 8月 2日)

印刷用PDFはこちら↓


米国の金融政策は現状維持(2018年8月)緩やかな利上げを継続へ

関連マーケットレポート

2018年 7月30日 急加速した米国のGDP成長率(2018年4-6月期速報値)
2018年 7月25日 米『ベージュブック』、労働需給が一段と逼迫

三井住友アセットマネジメント株式会社
SMAM マーケット・レポート   三井住友アセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向、関連する旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく説明します。また、“教えて!Q&A”では、投資に関する様々な疑問をタイムリーに取り上げ、解説します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友アセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会