急加速した米国のGDP成長率(2018年4-6月期速報値)力強く拡大する米国の国内需要

2018/07/30

急加速した米国のGDP成長率(2018年4-6月期速報値)

【ポイント1】前期に比べ成長率は加速

国内需要が持ち直す

■米国の2018年4-6月期の実質GDP成長率(速報値)は前期比年率+4.1%となり、1-3月期の同+2.2%から急加速しました。

■米国を襲った大寒波の影響で1-3月期に低迷した個人消費が持ち直したことに加え、輸出が大幅に増加したこと等によるものです。

20180730us1

【ポイント2】消費と設備投資が好調

需要に生産が追いつかず在庫は減少

■GDPの需要項目を詳細に見ると、まず個人消費は前期比年率+4.0%となり、前期の同+0.5%から急加速しました。雇用の順調な拡大に加え、トランプ政権の所得税減税の効果によるものです。

■民間設備投資は同+7.3%でした。前期の同+11.5%からは鈍化しましたが、高い伸び率を維持しました。構築物投資が好調だったためです。

■在庫投資、純輸出(=輸出-輸入)の寄与度は、それぞれ▲1.00%、+1.06%でした。在庫投資の減少は、需要増に生産が追いつかず在庫を取り崩さざるを得なかったこと、つまり需要の強さを示すものです。他方、純輸出の寄与度拡大は、輸出が同+9.3%と4年半ぶりの高い伸びとなったためです。
 

【今後の展開】低インフレのもとでの景気拡大へ、緩やかな利上げが継続されよう

■景気・雇用が拡大を続けていることから、米連邦準備制度理事会(FRB)は今後も利上げを継続する見通しです。ただし、インフレ期待が落ち着いていること等により、そのペースは四半期に1回程度と緩やかなものになる見通しです。

■4-6月期の米GDP統計は良好な内容でしたが、成長率が市場予想の+4.2%に僅かながら届かなかったこと等から、27日の米市場では、株価が下落、債券相場は上昇(利回りは低下)、米ドルは日本円やユーロに対して売られました。
 

(2018年 7月30日)

印刷用PDFはこちら↓


急加速した米国のGDP成長率(2018年4-6月期速報値)力強く拡大する米国の国内需要

関連マーケットレポート

2018年 7月25日 米『ベージュブック』、労働需給が一段と逼迫
2018年 7月20日 FRB議長の『議会証言』、緩やかな利上げを継続へ

三井住友アセットマネジメント株式会社
SMAM マーケット・レポート   三井住友アセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向、関連する旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく説明します。また、“教えて!Q&A”では、投資に関する様々な疑問をタイムリーに取り上げ、解説します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友アセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会