NYダウ下落局面での各種資産の騰落率 通貨(対円)は総じて小幅な調整にとどまった
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【ポイント】 株式やリートが下落する中、通貨は総じて落ち着いた動き
■米国の金利上昇からNYダウが下落し、世界の金融市場は大きく調整しました。2月1日から2月6日にかけてNYダウは4.9%の下落でしたが、日経平均株価は同8%の下落と主要国・地域の下落率を上回りました。
■10年国債利回りはトルコやインドネシア等新興国が、社債利回りは米国ハイイールド社債が大きく上昇しました。また、リートも調整を余儀なくされました。商品は原油(WTI)や金が下落しました。
■株式、債券市場が調整色を強める中、各国・地域の通貨は対円で小幅な下落にとどまりました。マネーの流れに大きな変化を及ぼすような経済環境の変化が起きる可能性は限られそうです。
【今後の展開】 経済の見通しに大きな変化はなく、先行き期待は継続
■金融市場はしばらく変動率の高い環境が続く可能性はありますが、通貨が小幅な調整にとどまったことが示すように、世界経済は、先進国のみならず新興国も回復途上にあり、先行きの見通しを変えるものではありません。金融市場の先行きに対する期待は継続していると考えられます。
(2018年 2月 7日)
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