『日経アジア300インベスタブル指数』とは?

2017/11/28

<今日のキーワード>『日経アジア300インベスタブル指数』とは?

アジア株が堅調です。アジアの有力企業を対象にした「日経アジア300指数」*は、足元で最高値を更新しました。こうした中、日本経済新聞社は、投資信託などでの利用を想定した金融商品向けの新株価指数『日経アジア300インベスタブル指数』*を開発し、12月から公表する予定です。新指数の公表に伴う金融商品の組成によって、アジア株投資の選択肢が広がりそうです。 *両指数は日本経済新聞社の著作物です。

【ポイント1】『日経アジア300インベスタブル指数』の公表

金融商品での利用を目指し、開発

■投資信託など金融商品で利用する株価指数は、銘柄選定などにおいて定量的なルールが求められます。このため、既存の「日経アジア300指数」とは別に、金融商品向けに『日経アジア300インベスタブル指数』が開発されました。

■日本経済新聞社によれば、新指数の構成銘柄の7割強は「日経アジア300指数」と同じ企業となり、時価総額ベースでは9割が重複しているとのことです。そのため、両指数の過去の動きはほぼ同じになる模様です。

 

 

【ポイント2】良好なパフォーマンス

高成長のアジア経済を反映

■参考に「日経アジア300指数」の年初来騰落率をみると、約30%上昇と、日本や欧米の主要株価指数を上回っています。また、2005年12月から足元までは約180%の上昇となっており、長期のパフォーマンスでみても、「日経アジア300指数」は日本や欧米の市場を大きく上回っています。

■力強い上昇の背景には、アジア経済の高成長があります。アジア経済の発展で中間所得層が増加し、それに伴う消費の拡大を追い風に、企業が成長していることが挙げられます。また、ITセクターをはじめアジア企業の技術力が向上している点も見逃せません。

 

 

171128MK

 

 

 

【今後の展開】アジアの有力企業に幅広く投資できる機会が増える

■パフォーマンスに優れ、成長を続けるアジアの有力企業を対象とした『日経アジア300インベスタブル指数』は国内外の投資家から注目されそうです。アジア経済が発展する中、拡大する消費を背景とした消費関連企業に加え、社会インフラや通信、不動産などの国造りを担う企業や技術力を高めるIT企業などを中心に、好調な企業業績に沿った上昇が期待されます。『日経アジア300インベスタブル指数』を運用目標とする金融商品を通じて、世界の株式市場において存在感を増すアジアの有力企業に幅広く投資できる機会が増えそうです。

 

 

(2017年 11月 28日)

印刷用PDFはこちら↓

『日経アジア300インベスタブル指数』とは?

 

 

関連マーケットレポート

2017年11月10日 アジア株式市場の見通し

2017年10月13日 アジア株式市場の見通し

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
三井住友DS マーケット・レポート   三井住友DSアセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向や、マーケットで注目される旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく、丁寧に説明します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

このページのトップへ